久しぶりの掛川ライフスタイルデザインカレッジ。
今日の講演は、横山廣子氏 講演会
『隔たりしものとの出会い ~文化人類学的視点から~』
文化人類学(民俗学とも言うらしい)のこと、それから研究対象の雲南省大理市のぺー族の村のこと、それから掛川大祭りの印象など。
文化人類学のフィールドワークの方法というのは、対象をよく観察し、いろいろ尋ねて、まねしてみる。
そして彼我との違い(隔たりを)知ることによって、その文化を知るということなのだとか。
そういった、「違い」という物に気づくというのは、やっぱり大切なこと。
似ているところに関して「こっちと同じだろう」と判断してしまうと、違和感があるというのは、地域のことや、年代の間でも良くあることで、自分と、相手とのちょっとした違いを理解して、それを尊重するというのは、大切なことだと思う。
またこういった、対象をよく知るための手法というのは、ネットとリアルの違いを理解するのにも行こうな手段かも、と思ってみたり。
それから、ぺー族の村というのは、この二十年くらいでいろいろと活性化して豊かになってきたのだとか。
外部の人間が観光等で入ってきて、情報、技術が交換され、地元にとって当たり前のものが、外部の目から見たらとてもすばらしい物だったりすることに気づいて、新しい物が生み出される。
地域の活性化には、外部の目も必要なんだと、改めて思った次第。
掛川大祭りについてはあまり時間もなく、さらっとしか聞けなかったのだが、外部という視点を意識して、どこかが違うのか改めてみてみると、また面白い味方が出来るかもしれない。
それは掛川町中の祭りだけでなく、遠州その他の祭りや、祭り全般についても言えることかも。