4年ほど前に買ったEee PC 1225B(ノートパソコン、このくらいでいいじゃないか?)買って2年くらいは重宝していたのですが、やっぱり非力なネットブック、ブラウザでタブをいくつか開くと待たされることしばし。
初代iPadとiPhoneもあり、ちょっとした調べ物だったらそちらの方が便利なことと、そのあたりでフルノートPC dynabook EX/35 も手に入れたこともあって最近はあまり活用していませんでした。
しかし初代iPadもいささか動きが鈍くなってきてたし、やっぱり長い文章を書くには普通のキーボードが欲しい。
とはいえフルノートPCだと重いし大きいしで持ち運びするにはやっぱり不便。
やっぱり1kgくらいの重さで、数時間バッテリーが持つミニノートは必要かな。
Eee PC 1225Bを買ったときは3年くらいで買い換える消耗品扱いで良いと割り切っていたので、そろそろ新しいミニノートを新調しても良いのですがその前になんとか使えないかいろいろ試してみました。
まず試したのが、windows7の再インストール。
これまでいろいろ使って来で余分なアプリの残滓などのせいで動作が遅くなってきているのならば、買った当初の状態に戻せばそこそこ使えるかなと。
このPCに残っているデータで無くなっては困るものもあまりなかったので、思い切ってリストア。
買ったときの状態に戻ったものの、ブラウザがバージョンアップしていることと、WEBサイト自体もPCの性能を要求してきているためか、リストア前とあまり変わらずブラウザでタブをいくつか開くと檄重。
それでは、ものは試しにとWindows10にバージョンアップしてみたら、と試してみましたがさすがに対応できないのかインストールができません。
ではWindowsはあきらめて、linuxでも入れてみようとubuntuをwubiを使ってデュアルブートに。
しかしlunuxといえどもubuntuあたりだと結構重くて、あまり動作の改善は見られません。
ならば軽量バージョンのlubuntuならどうかとインストールしてみたのですが、なぜかwubiでのインストールは失敗。
ならばと言うことでUSBにlubuntuをいれて、USBブートにすることに。
USBブートならばlubuntuは立ち上がって、そこそこ使えるくらいの速度、とはいえまだまだちょっと重たい感じ。
実はASUSのネットブックには Express Gate という機能があって軽量のlinuxを立ち上げてchromeでブラウジングするだけだったらできるのです。
ただ、日本語入力の切り替えが最初判らずあまり使えずにいたのですが、ctrl+スペースキーで切り替えができるとをがわかったのでこちらの方も試してみました。
こちらの方ならさすが軽量linux、複数のタブを開いてもなかなかサクサク。
試しにFacebookへの投稿やメッセージのやりとりをしてみましたが、やはり物理キーボードがある分 iPhone を使うよりも快適。
ただ、やっぱり日本語変換がこなれておらず、結構な率で誤変換してくれて戸惑うこともありました。
chromeを使えるのなら現状結構なことができるようになりましたし、とりあえずこれでも良いかなとも思ったのですが。
インターネット接続前提、chromeが使えれば良いという割り切りだったら、ChromeOSという選択肢もあるのか?ということでいろいろ調べてみることに。
先日Chromebookを買ったという人に話を聞きましたが、そこそこ結構使えるというChromeOS。
オープンソースの「Chromium OS」が元になっていて、「Chromium OS」を使うだけならば、無料でインストールすることができます。
USBメモリにインストールしてUSBブートすれば良いらしいのですが、これがちょっと数手間かかる。
詳しくは中古PC活用:Windows XPパソコンにChromium OSをインストールして再利用する~Chromebookを作ってみよう~ (1/2) – @ITを参照していただければ良いのですが、とりあえず結論としては、Eee PC 1225B ではこの方法で作ったブートUSBでは立ち上げ画面までは出る物のそれから待っても先に進まず。
いくつものビルドがあるので、最新のビルドでは合わなかったようです。
さらに調べてみると「Chromium OS カスタムビルド配布ページ」のおかげで今までNGだったChromium OSが動いた! | CloudWork.netでまさに、Eee PC 1225BにChromium OSをインストールしたという記事が。
Chromium OS カスタムビルド配布ページにようこそ — Chromium OS Custom Biuildで配布されているカスタムビルドをつかえばOKらしい。
さっそくそのサイトからビルドをダウンロードして、今回はSDカードに入れてみる。
Chromiumのロゴが表示され、それからしばらく待つと真っ黒になってテキストが表示。
これはいけるか?と思ったら再起動されてASUSのロゴ画面に。
その後もう一度USBメモリから立ち上げてみると、Chromiumのロゴが表示されたあと、無事ChromiumOSが立ち上がりました。
ちょっとchromeを立ち上げていくつかサイトを見てみたところ、Express Gateほどさくさくは作動しませんが、lubuntuよりも快適にブラウジングができます。
このくらいなら、結構使えるんじゃないかな。
SDカードにいれたので、入れたままでも余分な出っ張りもなく取り回しもべんりそうです。
ということで、とりあえずもう少しためしてみてみますが、古いネットブックでもChromiumOSをインストールすれば再利用できるかも、です。