英語がとても苦手だったけれど英語教材を作ってみた

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高校受験生のわが末息子。
どうも英語が苦手らしい。
私も英語が大の苦手だったので、変なところで似たみたいです。

自分の場合、コツコツと暗記しないといけない教科は苦手で、小学校のとき算数ドリルはともかく、漢字の書き取りは嫌いで、漢字1ページやってこなかった罰で追加1ページ、それでもやっていかなかったのでさらに罰の1ページ・・・が嵩んで100ページの漢字書き取りを貯めた覚えがあります。
その100ページをちゃんと提出したか覚えがありませんが、そのあたりから暗記科目に対して苦手感が生まれたかもしれません。
当時から本を読むのは好きで、本を読んだ冊数では学年一位(一学年一クラスでしたので、クラス一位ではあるのですが)でした。
ですので、漢字の書き取りは(今現在さらに漢字が書けなくなってますが)出来なくても読みは得意で、国語自体は嫌いじゃなかったし、理系クラスでしたけど大学受験の共通一次試験(当時)で国語は学年トップクラスだったらしいというのが、ちょっとだけ自慢。

漢字の書き取りが嫌いだった小学生が中学に入って、教科に英語が入ってきました。
いまはどうか判りませんが、英語って漢字の書き取りよりもさらに「英単語」の書き取りが暗記っぽくて最初から苦手意識を持ってしまいました。

英単語の綴りを覚えないから、英語のテストの点数が取れない。
英語のテストの点数が低いので、やる気が起きない。
やる気が起きないから、英語が嫌い。

と、英語学習のデフレスパイラルに陥って、高校時代一度赤点を取りかけたことも。

さて高校三年生になって受験が迫った来ました。
もはや「英語が嫌い」とか言っている場合でなくなったのです。
とはいえ、今までほとんどやってこなかった英単語や構文の暗記を今更し始めてもどうしても間に合わない。

さてどうしたかというと、英語の筆記は捨てて、マークシートの長文読解に望みを掛けて、O・ヘンリ短編集の原文をひたすら何遍も読み返すことにしました。

長文読解でしたら、分からない単語が多くても分かる単語を拾ってなんとなく意味が分かる。
なんとなく意味が分かってくれば、英文を読むのが苦にならなくなってくる。
英文を読むのが苦にならなくなれば、分からない英単語を調べて覚える気になる。

そんな感じで、マークシートの英語は6~7割くらい点数が取れるようになって、なんとか希望の大学に進むことができました。

とは言ってもそれ以降も英語の苦手意識は抜けず、未だに英語は苦手なままですが。

英語の習得には英単語の暗記は避けて通れない話です。
でも、暗記は苦手だけど物語を読むのは好きな子には、英語の物語を英語で読ませて英語になれるというのも、ひとつの英語学習対策ではないと、今でも思っています。
また、家庭内に当たり前にインターネットが入ってきている時代ですので、英語の物語は好きなだけ読むことができます。
たとえば、著作権切れの小説を自由に読める「青空文庫」の海外版に”Project Gutenberg”というのがあり

不思議の国のアリス Alice's Adventures in Wonderland
イソップ物語 AESOP'S FABLES
アンデルセン物語 Andersen's Fairy Tales
グリム童話 Grimms' Fairy Talesk
オズの魔法使い The Wonderful Wizard of Oz
シャーロック・ホームズの冒険 The Adventures of Sherlock Holmes
透明人間 The Invisible Man

などなどいくつもの著作権切れの海外小説を読むことができます。

また訳文に関しても
青空文庫 英米小説に著作権が切れた翻訳書や、Project Sugita Genpakuにフェアユース可能(今で言うところの CC By かな)な翻訳もあります。

さらに、PC等を使えば、日本語、英語とも音声で読み上げてくれるので、日本語、英語を一文ごと読み上げた音声ファイルを作れば、車の中でも聞き流しての英語の勉強ができるかも。

ということで、息子の英語の勉強の足しと、自分自身の英語の学び直しの目的もかねて、こんなサイトを作成中です。
無料の英語教材プロジェクト | 分割交互 英語/日本語リスニング・リーディング英語教材
興味があったらのぞいてもらって、使えそうだったら使ってみてください。

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