さくら咲く学校で行われた、静岡県農林技術研究所森林・林業研究センター主催の「林業IT 化アイデアソン@掛川 」に参加してきました。
今まで、オープンデータ系のアイディアソンには何度か参加してきましたが、林業×ITのアイディアソンは初めて参加。
農業、特に茶、みかんに関しては、以前の経験からなじみがあるのですが、林業に関しては、ほとんど知識がありません。
とはいえ、今回共催の、掛川森林組合さん、NPO法人時ノ寿の森クラブさん、それから会場のさくら咲く学校さんにはいつもお世話になっているので、林業を勉強するいい機会です。
初めてというと、今回のアイディアソンは2日丸々ガッチリの長丁場。
2日間にわたるアイディアソンに参加ずるのも、初めてです。
初日。
まずは林業現場の視察。
掛川森林組合さんが作業している現場にお邪魔して、木の伐採を見学。
さくら咲く学校から出て、山の中に20分ほど車で移動。
舗装された道路から、木の伐採用に作られた未舗装の道を5分ほど移動。
そこには、キャタピラが付いた丸太搬出用の車と、グラップルと言われるユンボに爪が付いた丸太を動かす重機。
それからハーベスタという木材伐採機がありました。
林業の現場にこういった重機が入っているものの、基本はチェーンソーを使った伐採。
気を倒す方向を見極めて、そちらに楔形の切れ込みを入れ、逆側をチェーンソーで切って伐採するのが基本。
倒す方向側にある木の間にちゃんと倒さないと、引っかかって倒れきれずに面倒なことになるのだとか。
このあたりが、難しいところだとか。
それ以前に、思わ方向に木が倒れ他の作業員、もしくは自分の方に木が倒れてきたら大事故ですから気の抜けない作業ですね。
木を倒した後は、3mもしくは4mで切り分ける作業。
爪が付いたユンボのグラップルで補助をしながら、メジャーで長さを測って、規格に沿った丸太にします。
木の伐採現場に重機を持ち込めない頃にはいろいろ大変だったと思いますが、林業の「効率化」の一つですね。
「効率化」といった意味では、ハーベスタの仕事ぶりは圧巻。
動画を撮っていればよかったのですが、撮ってないのでこんな感じということで
木を倒して切り分けて運ぶができる重機です。
実際に見たのはこれではないのですが、リースでも結構なお値段な様子。
今ではこんなので木を切っているんですね。
ただ、アームが届く範囲が狭いので林道端の伐採にしか使えないのが難しいところ。
でも思ったより、林業も機械化が進んでいるのですね。
その後、新社屋になった掛川森林組合さんに移動して昼食。
掛川の木をふんだんに使った、とても気持ちのいい場所でした。
昼休み後は、ドローンの空撮。
それから桜咲く学校に戻って、自由時間の間にドローン、NECさんのソリューション等々の展示を見学。
最後にそのあたりの体験をもとに、本題の「林業IT化」のアイディア出し。
そのアイディア出しをもとに、翌日のアイディアソン本番が行われたわけですが、2日目の様子はまた記事を改めて。