学研弥生町教室で行っているロボットプログラミング講座「もののしくみ研究室」、5月の内容は歩行者用信号機の制御です。
無料体験会で作ったブロック運びロボットではプログラミングの「順次」でロボットを動かしました。
今回は動きのあるものではないですが、プログラミングの大切な要素「順次・分岐・反復」の残り「反復」と「分岐」を利用したプログラミング教材になります。
青信号の点滅を5回繰り返すと「カッコー」の音を5回繰り返す、そして全体をずっと繰り返すという、”loop”処理でプログラムをすっきりとさせることができます。
この信号機を元にタッチセンサーを使った押しボタン式信号機に発展させます。
タッチセンサーが押されたら、信号を青にするという”if”文を活用して、条件によって分岐する仕組みができます。
「もののしくみ研究室」ロボットプログラミング講座では、Arduinoというブロック型プログラミングソフトを使用するので”loop”や”if”といった命令は出てきませんが、プログラミングの「分岐・反復」といった考え方は大切です。
このあたりが解ってくると、ロボットにやらせられることの幅が広がりますね。
時間があまればプログラムを変更していろいろ試させてみると面白そうです。
たとえば、「カッコー」だけだと少しさみしいので「ピヨ」も鳴らしてみました。
「ピヨ」の音を出すのって結構難しくて「ピヨ」でなくて「ピッピッ」になってますが、まあ雰囲気は出せているでしょうか。
ただ考えてみれば、歩行者信号で音が出るのは青信号の時だけで、赤信号の時に聞こえてくる「ピヨ」は交差している側の信号の音なんですね。
改めて信号機の仕組みについて自分自身も気がついた点がありました。
ロボットプログラミング講座「もののしくみ研究室」の予習をして思ったのが、授業の組み立てが学研らしいということ。
プログラミング教育はどんな感じ?で他のプログラミング教室について少し調べて見たのですが、ヒューマンアカデミーロボット教室ではカリキュラムにプログラミングが入ってくるのは開始から2~3年後。
ロボットを作ることに重点が置かれているんですね。
エジソンアカデミーは「もののしくみ研究室」と同じアーテックブロックを使っているので、最初に作るのは同じく信号機です。
しかしレベル1の信号機を3ステップ3ヶ月掛けるようで、ロボットプログラミングを深くあつかうようです。
カリキュラムを見ると、ちょっと高度なロボットを各3か月かけてプログラミングに工夫をさせるといった印象を持ちます。
学研のロボットプログラミング講座「もののしくみ研究室」は、毎月新しいロボットを作って、プログラミングして動かします。
もののしくみ研究室では、身近にあるものを研究します。 自動ドア、信号機、踏切…… 生まれたときから当たり前に存在するものを研究することによって、 自然と興味関心が沸きやすくなり、創造力を身につけることにつながると考えたからです。
とあるように、身近なものをブロックで作ってプログラミングで動かして、ブロックでのものづくり、プログラミングだけでなく、身近なもののしくみも学ばせたい、という組み立てなんでしょう。
自分としては教える側として、結構しっくりくる授業の組み立てです。