塩の道を上ってみる_その1の続き。
地図で水窪から国道152号線をたどってゆくと、途中青崩峠あたりで線がとぎれている。
この部分は兵越林道で迂回して長野県に出ることができる。
林道の手前、草木トンネルはとても立派な道。
というのも、三遠南信自動車道の一部となる予定で建設された、自動車専用道路だからなのだそうで、自転車は通行不可なのだとか。
そこからが林道。林道ってどのくらい狭い道かと思ったのだが、県境まではすれ違うのにちょっと神経を使程度の幅で、多少勾配はきついが、さほど神経を使わずに運転できた。
登り切ったところが国盗り公園。
毎年10月の最終日曜日に浜松市と飯田市で「峠の国盗り綱引き合戦」という行事が行われている場所なのだろう。
ここからが長野県。ずっと登り道だったのが、ここからは下り坂。
景色は良い。山々に囲まれた空中回廊を通るがごとき。
でも、運転する身としてはあまり気分の良いものでない。
道幅は、勾配とも登り道とさほど変わらないのだがく、高いところにいるという感覚だけで、自然、速度も抑えてノロノロ運転となる。
そんな道が約7Km。
両側森の中、目の前に畑が見えたとき、どれだけほっとしたことか。
そこからしばらく走って、道の駅「遠山郷」で一服。
時刻は2時。
まだ飯田まではずいぶん距離があり、飯田まで行ったら帰り道暗くなるかも、ということで、飯田方面に向かいながら、おいしそうなそば屋を探してそこまで行ってみようと言うことに。
ここまでは地図も持たずにの道程だったのだが、道の駅で簡単な観光マップをもらって、また出発。
遠山郷を出てしばらくするとまた、閑散とした道。
途中、木造校舎など面白そうな所もあったのだが通り過ぎて、結局30分くらい走ると、やっと道の脇に「そば」ののぼり。
古民家を改装した、地元の方々でやっているようなおそば屋さん。
いろりも残っていて、良い雰囲気。
ちょっと奮発して、天ザルを頼む。
蕎麦はしっかりコシがあり、もっちり。
つゆもしっかりとだしが利いている。
天ぷらも野菜ばかりで派手さはないが、またこれもからっと揚がっていて、ほんとここまで来たかいがあった。
食べ終わると、もうすでに3時過ぎ。
飯田まで行ってみるのは次の機会と言うことで、帰り道に向かう。