在来のお茶を飲む

 世界お茶まつりに、こちらも出展しているえーじ さんたち、富士東青年部の方々。
 ここでは、在来茶園復活プロジェクトで出来上がった、在来のお茶を飲むことができます。
 在来というのは、昔からのいわば雑種のお茶。
 現在では品種が固定された血統書付きのお茶、それも「やぶきた」という品種のお茶を枝差しで増やすのががほとんどですが、昔は茶の実を蒔いて茶の木を増やしていて、それが在来。
 実から栽培すると言うことで、木々一本一本の性質が違い、芽が出る時期が早かったり遅かったり、太かったり細かったりと、摘むのも揉むのもやりにくかったため、だんだん栽培されなくなってきている。
 そこをあえて、在来のお茶を作ってみようというのが、このプロジェクトなのだとか。
 その在来の茶葉で作ったお茶が3種類。
 普通の深蒸し緑茶、それから半発酵させたウーロン茶もどき、そして紅茶。
 それを飲ませていただいたのだが、まず緑茶。
 一口飲んで、思わず「なつかしい」
 渋くて、今の緑茶の感覚からすると、決してうまいと評価されないのだろうけど、昔はこんな味のお茶を飲んでいた事を思い出した。
 そうそう、お茶ってこんな味だったよね、今ではずいぶん飲みやすくなったよね、と再確認。
 でも、こんなお茶も悪くはない。
 次は半発酵させたお茶。
 前の緑茶に比べて幾分渋みが抜け、飲みやすくなった感じ。
 それから紅茶。
 普通の紅茶からすると、ちょっと青臭いが、これはこれでまた格別の味わいがあるかも。
 この在来茶園復活プロジェクト、まだ始まったばかり。
 試行錯誤を重ねることで、よりいっそう「在来」の良さを引き出す製法が出来上がってくる事と思う。
 なによりも、富士東青年部の方々が楽しそうに、このプロジェクトをやっているのが印象に残った。
 さて、この先どんなお茶が出来上がってくるのか楽しみ。

コメント

  1. えーじ より:

    昨日はありがとうございました(o^∀^o)
    少しは楽しんでいただけた?かなと思います(^-^)
    この先、どんな風に進んでいくかわかんないですけど、青年部みんなで、深さんの言うように、楽しくお茶を煎れる事をわすれず、頑張っていきたいです!ちなみに、今月は農業祭でもPRする予定なんですo(`▽´)o
    あっ!そうそう!!
    今日は、松下さんのとこでちょっとだけお手伝いしてきましたよ(≧∇≦)

  2. より:

    >えーじさん
    めずらしい在来のお茶をありがとうございました。
    本当にものを作るのって、楽しんでやるのが一番だと、みなさんを見ながら思いました。
    頑張ってください。

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