ライフスタイルデザインカレッジ、3回目のセッションは、里山の中での空間づくり。
東京学芸大学の鉄矢悦朗先生をお迎えして、キウイフルーツカントリにて、枝でドームをつくっちゃうぞ、という一こまです。
ブランチドームとでもいうのでしょうか。
師曰く、北京オリンピックメイン会場、「鳥の巣」と同じ最新の工法?なのだとか。
3本の枝を麻ひもでくくって三角形を作り、それを連続して、徐々に持ち上げて立体にしちゃうぞ、という寸法。
それも、まず天井をつくって、だんだんと下に伸ばしてゆくというかたち。
普通建築というのは基礎からだんだん上に伸ばして、最後に天井となるのだろうけど、逆なんですね。
参加者を2つに分けて、それぞれドームを作製。
まずは、場所の選定。
森の中ということで、なかなか平らなところが見つからない。
あちこち検討した結果、ちょっとした尾根のちょっとした平らなところで、と決定。
それから、あたりの枝を集めて天井部分の作製。
それからできた天井を、周りの木から麻ひもで引っ張り上げて、下の部分をつくるスペースをつくる。
でも、麻ひもだと強度が心配なので、真ん中に太い枝をいれ、大黒柱に。
下に、大体の骨組みができた時点で、もう少し高さが欲しいね、と麻ひもを引っ張ったら、やっぱり麻ひもが切れて、結局もう少し長い枝を、大黒柱代わりにして、作業続行。
さて、このあとどうしましょ、といったあたりで、昼食タイム。
森の中での弁当というのは、コンビニのおにぎりといっても、美味しく思えるもので、元気復活。
午後からは、今までの細かい枯れ枝を細かくつなぐだけでなく、間伐もかねて生木を長く切って結びつけることに。
枯れ枝は軽くて良いのだが、ちょっと力を掛けるとパキパキ折れてしまう。
その点、生木はしなやかで、多少曲げても大丈夫。
長くてしなやかな材を使うことで、午後からの作業はスピードアップ。
結局2.5m四方、高さ2mくらいのブランチードームの完成。
もう一方の班のブランチドームより二回りくらい小さかったのだが、中に丸太のベンチを入れて、ロケーションとしてもターザンロープを見下ろす良い感じの場所。
静かに愛を語らうカップル向けの、隠れ家的なドームに仕上がったかな(と、後付でいってみる(^^ゞ )
それにしても、こんなふうに自分たちの手で、大きなものをつくるというのは、なかなか楽しいものですね。
使ったものは、あたりの枝と麻ひも、それからノコギリとナタだけ。
あとは、ちょっとしたヒントで、なんとか出来上がるものなんですね。
ひもをたくさん結んだせいで、最近キーボードしか叩いていない指にまめができたり、枝を運んだり切ったりで、なれない体があちこち疲れているのですが、なんとなく心地よい疲労感。
コメント
ドーム、完成おめでとうございます!
1本だけお手伝いしても、入居権発生しますかね?!
なんか一番下の写真 合成みたい?
たぶんコントラストの加減でしょうか。
>kakegawakkoさん
1本だけでも大丈夫。
って、誰でも自由にだと思うのですが(^^ゞ
いつでも遊びに来てくださいませ。
ただ、いつまで置いてもらえるのかなぁ、ブランチドーム。
>しかさん
森の中以外と暗くて、フラッシュを焚いた結果、こんな感じに。
難しいですね、やっぱり写真は(^^ゞ