「第4回おもしろい街なかづくりフォーラム・掛川 ~木造駅舎を考える~」に参加してきました。
駅舎の建て替えの問題は関心が高いかたが多いようで、会場の美感ホールは定員200人がほぼ一杯。
フォーラムの方は市長の挨拶のあと、元市長の榛村純一氏の講演、それから6名のパネラーによるディスカッション。
会場で配られた「木造駅舎建て替え」についての報道記事によると、そもそも掛川駅北口の建て替え話は、昨年「一日の平均利用者数1万人以上、あるいは他路線と接続している駅などについては2010年度までに耐震補強を完了させるという国からの通知を受けて、JR東海が掛川駅北口の木造駅舎を鉄筋コンクリート化する計画を示してきている」との話から。
今年に入って掛川市議会で『「木造駅舎は掛川の象徴」として現駅舎の耐久化が望ましい」との結論を出しJRに報告。
それに対してJR側は
A.鉄骨建て替え(鉄骨で白壁風構造に) 市負担無し
B.外観保存建て替え(鉄骨建て替え、既存壁利用) 市負担4千万円
C.駅舎保存補強(骨材と木材で現存復元) 市負担1.1億円
を掛川市に提示。
市議会経済建設委員会協議会では「4~5千万円の財政負担で木造による耐震化を目指し、市に財政措置の説明を求める」方向でまとまり、また、国の文化施設への交付金を検討、補助対象になった場合1.1億の4割、4400万円が入る。
とか。
なんだかこの問題、理念とお金の両端での2者択一的な話になりつつあるような気がするのですが、そのあいだに良い着地点があるような気がします。
画像は掛川ロケーション支援プロジェクト » 掛川駅より拝借いたしました。
コメント
いい写真だなー、と思ったらやはりそれなりの写真だったのですね(^-^;)。わがまちを美しく見る、という活動は立派です。
木造駅舎の問題は時間を掛けた方がよさそうですね。
はい、小川師匠の写真を借用です(^^ゞ
見慣れた風景の中に我が町の美しさを再認識する、というのがカレッジネイチャーフォトの裏テーマだったりします。
師匠のような写真が撮れるよう、今年もまた精進です。
駅舎の問題、理念と鐘の両極端とかで簡単に決定する話ではないと思います。
まずはこんな話があるよと言う情報、木造駅舎の価値、それから財政の負担等、そんなことの共有が大切なのかと思います。