雲待ちのロケ

　映画、小川の辺掛川ロケの話をもう少し。
　今回のロケ支援の肝は、エキストラ。
　一日は20人のエキストラ、もう一日はその中から5人のエキストラが必要と言うことで、その人集めが非常に大変だった様子。
　スローライフ掛川のK嬢さんががんばって手配してくれたのですが、もしドタキャンが出たら替わりで用意していてください、というわけで、火曜日の朝5時にロケ準備地まで。
　ロケというのは、なんやかんや言っても未だ「なまもの」
　天気等によって、スケジュールが変更するのが当たり前で、直前にならないとはっきりした予定は立てられないらしい。
　その、未定の予定の中で、働き盛りの30～40歳代の男の人にエキストラの予定してもらうというのは大変な話。
　よくやったよね、K嬢さん。
　おかげさまで、初日のエキストラはしっかり20人、朝5時に到着。
　これで、エキストラ補欠は用済みではあったのですが、もう少しおつきあい。
　午前中の、エキストラ20人の撮影は室内と言うこともあって順調に進んで、お昼頃には撮影終了。
　20人中15人のエキストラの方は、ここでお疲れ様。
　ロケ弁を食べていただいて、解散。
　そしてエキストラの方5人を残しての、午後の撮影。
　掛川祭りの日曜はあれだけ雨が降ったのに、火曜日は見事な秋晴れ。
　でも、撮影の都合上、陰が出ない曇り空が必要、ということで曇り待ち。
　撮影スタッフの皆さん早く雲が出ないかなと空を眺めながら期待していても、女心と秋の空。
　一向に雲の出てくる気配なし。
　待って、待って、待って、結局日が陰ってきた頃にようやく撮影スタート。
　そこからの撮影の巻き返しは、すごかった。
　ちょっと前まではゆるゆるしていたのが、一気に緊張モード。
　殺伐とした感じはなく、それぞれのスタッフが自分の仕事をしっかりとこなしているというチームワークが、はたで見ていて気持ちがよかった。
　たぶん、なんとか日が落ちきる前に、これまたたぶん、当日の撮影スケジュールは終了。
　そして、翌日に続く・・・かも。